本ページでは、クレムリノロジーの遊び方を紹介します。
プレイサマリーのウェブ版もあります。
『クレムリノロジー』には、以下のようなコンポーネントが含まれています。
このゲームは、ソ連の広報官プレイヤー(1名)と、西側諸国の情報分析官プレイヤー(その他全員)に分かれて遊びます。
広報官はゲームの進行を担当する役で、情報分析官たちが点数を競い合うことになります。
広報官の仕事は、主に次の三つです。
政治家たちの勲功値は、序列表という穴の空いたボードを使って管理します。
カードや序列表が見えないように、衝立(クレムリンの壁)を立ててください。
ワンポイント:仕事中の広報官の観察を怠らないでください! 何か重大なヒントが隠されているかもしれません。
情報分析官たちは、公表されるニュースや外遊に出た政治家たちの顔ぶれから、彼らの序列を予想します。
ターンの最初に、クレムリンの壁の内側でイベントが発生します。
広報官がイベントカードを1枚引いてイベントを決め、そのイベントの対象となる政治家をサイコロを振って決めます。
これらは情報分析官たちからは見えません。
例:このターン、「レーニン勲章」のイベントが起こりました。対象者はサイコロの目より序列4位のフルシノフに決まり、彼の勲功値が2上がりました。 その結果、序列の3位と4位が入れ替わりました。
広報官によって広報カードか、外遊に出る政治家が提示されます。どちらが行われるかはターンによって決まります。
例:序列に変化があったので、広報官は「プラウダ新政策掲載」カードを出しました。 もちろん情報分析官たちは単に序列に変化があったのか、それとも誰か粛清されたのかは分かりません。
情報分析官たちは、クレムリンの壁の向こう側にスパイを送り込み、情報を盗み出すことができます。スパイからは誰か序列何位なのか、あるいはいずれかの政治家が死亡しているのか、といった情報を得ることができます。スパイの情報は送り込んだプレイヤーだけが見ることができます!
例:写真は広報官から渡された機密情報カードです。 1ターン目にスパイを潜り込ませた結果、序列3位がフルシノフということが分かりました。 ゲーム開始の時点でフルシノフは序列4位なので、何らかの原因で序列が変化したらしいことが分かります。
高度な政治的交渉や、スパイの利用により、情報分析官同士での「情報の請求」が行われます。 スパイが得た機密情報カードはそのプレイヤーだけが見ることができますが、サイコロの目で対決することにより機密情報カードを奪うことができます。 もちろん、カードを奪われたとしても書かれた内容自体は残ります(記録分析表にメモしておいてください)。
広報・外遊のうち、先ほど行われなかった方が行われます。
例:広報官がサイコロを振った結果、序列2位と5位の政治家が外遊に出ました。2位がスタールン、5位がブレーノフでした。 彼らの順位はゲーム開始から変わっていないので、他の政治家に(恐らく3位と4位に)序列に変化があっただろうことが分かります。
このような流れを6ターン繰り返し、最終的な序列を推測し、何人正しく当てられたかを競います。 各ターンの序列の変化を記録するためのシート「記録分析表」が付属していますので、それを利用してください。
イベントカードの中には、大幅に政治家たちの勲功値が変化する「大粛清」「ペレストロイカ」というカードがあります。 あまりにも大きな効果のため、専用の広報カードとして「ソユーズ打上げ」が用意されています。
果たして、情報分析化の皆さんはどれくらい正確に序列を当てることができるでしょうか?